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小鳥を保護した場合の対処法 - セキセイインコなど鳥のペットの情報サイトならHapipi

小鳥を保護した場合の対処法

「突然インコさんが肩に乗ってきた!」「建物の影にインコさんが止まっている!」
さまざまなキッカケでインコさんを保護した、という話はよくあります。

インコさんは通常ペットとして屋内で飼われていることが多いのですが、ちょっとした好奇心や驚いた拍子に外へ飛び出してしまうことがあります。
飼い主さんにとってそれは突然の事故で、後悔してもしきれません。
きっとポスターを作り張って回りながら大声で名前を呼んで現在血眼になって家族を探しているでしょう。
インコさんは個体で性格も異なります。
すごく怖がりで手に乗りたがらない子、ナイーブで攻撃的に噛む・鳴く子、甘えん坊で人とべったりしていたい子など・・・どの子も飼い主さんにとって大切な家族。

どうかインコさんを見かけたら、ちょっとした情報でも構わないので情報を拡散してください。
そして、もし保護していただけたら、家族の命を救っていただくことになります。
可能な範囲で以下のような対応していただけると助かります。

1.インコさんの捕まえ方

・インコさんのそばまで静かに近づき、ゆっくりと指を近づけてみる
(噛まれることが怖ければ、手袋などをおすすめしますが、手袋自体を怖がる可能性があります)

・指で反応が無いなら腕を近づけてみる

・指や腕に止まったら、かごやプラケースに誘導する
(手で抑え込んで捕まえようとすると逃げてしまいます)

2.インコを保護したときにすぐにすべきこと

(1) エサ、水を与える

普段食事を室内で頂いているインコさんは野生の中で食べ物や水を見つけることは困難であり、お腹を空かしています。
インコをかご(なければ、箱や虫かごのようなプラスチックケースで構いません)に入れて、インコ用のエサと水を与えてください。
エサはスーパーでも売っております。
人間の食べ物を与えると、病気の要因や命を危険にさらしてしまう場合がありますので絶対に与えないでください。
弱っているインコさんにはエネルギー源が必要ですので、「鳥のエサ」として売ってある穀物類を最初に与えてください。
エサをすぐに入手できない場合は、以下のものを与えてください。

・小さめに砕いた生米(炊いたものはNGです)

・バナナ(フルーツの中ではエネルギー源となる食べ物です)

※エサを与えてもインコが食べない場合、緊張したりショック状態であったり、警戒をしているかもしれません。その場合は遠目で見るようにして、インコをそっとしておいて様子をみましょう。

(2) インコさんの体調を確認する

インコさんは体調が悪いとき、羽毛を膨らませて体温が下がらないようにします。
部屋の温度が低くないのに、常にインコが膨らんでいたら病気や衰弱が考えられます。
すぐに保温が必要ですので、30℃を目安で温めてあげてください。
それでも膨らんでいる場合、深刻な状態かもしれませんので、できれば鳥の動物病院に連れて行っていただけると助かります。

(3) 飼い主が見つかるまでの飼育

・自宅で保護して飼育する(経験が無ければ飼育方法を調べる必要があります)

・インコを飼っている信頼できる人に相談し、預かってもらう

・最寄のペットショップに相談して預かってもらう

・保護していただける方を探す(近所、警察署、動物保護団体など)

(4) 飼い主を見つける方法

・最寄の警察署、交番への拾得物の連絡
インコさんはかなりの距離を飛行します。
可能であれば、警察署・交番への届出の範囲を広げていただければと思います。
(警察内部では情報共有されていません)
※警察署では、3ヶ月保管となっています。期限を過ぎると保護されていた方に所有権が移譲されます。

・ご近所に相談してポスターを貼らせてもらう

・インターネットでインコの保護情報を発信する(保護掲示板サイト、twitterなど)

・最寄の施設に連絡
ペットショップ、ペット保護センター、動物病院、ホームセンター、保健所、役所、動物園、自治体など

・足輪(足環、リング)をチェックする
インコ個体の識別情報や、飼い主が電話番号を刻印していることもあります。

<お願い>

残念なことですが、インコの本当の飼い主でない方が、飼い主を装い名乗り出ることがあるようです。
情報を公開すると多くの問い合わせが入るかと思いますが、やりとりの中でインコの特徴を細かく聞き出してご本人か確認していただければと思います。
また、保護することで愛着が沸き、手放したくなくなる保護主の方もよくいらっしゃいます。
でもあなたがかわいいと感じたのと同じように、家族同様に愛していた飼い主様がいるということです。

どうかそのインコさんの本当の飼い主さんが見つかるように、ご尽力を頂ければ幸いです。